1. 宅建の迷物図書館 >

  2. 参考書・テキストTOP >

  3. 民法・権利関係の目次  >

CD №20-04

本文の解説↓

印刷教材では、この下188ペ ージ

第10節 地役権

(1)
地役権とは自分の土地の利用を増進させるため物権として他人の土地をその他人の利用をできるだけ妨げないで利用する権利だ。
地役権も地上権や永小作権と同じく、他人の土地を利用する権利だが、地役権は、自分の土地の利用を増進させるために利用するのが特徴だ。

(2)
地役権の具体例は次のような場合だ。

例えばAが、海の眺めが売り物の観光旅館を経営していたとする。ところが、海側にBとCが土地を持っており、BとCがその土地に高い建物を建ててしまったら、Aの観光旅館は経営が成り立たない。そのような場合、Aは、「自分の土地の利用を増進させるため」(旅館の眺望を確保するため)に、BとCの土地について3階以上の建物を建てさせない旨の地役権をB・Cとの契約(地役権設定契約)によって取得できる。これを「眺望を目的とする地役権」という。

印刷教材では、この下189ペ ージ

                                               

また、Aの土地がBとCの土地に囲まれた袋地だったとする。そのままでは、Aの土地は公道(公路)に出られず、買物にも行けない。そのような場合、Aは、「自己の土地の利用を増進させるため」(公道に出られるようにするため)に、BとCの土地を通行できる旨の地役権をB・Cとの契約(地役権設定契約)によって取得できる。これを「通行地役権」という。
177㌻(2)* で書いた「公道に至るための他の土地の通行権」は、B・Cとの契約によらないで(強制的に)通行できる権利だが、「通行地役権」は契約によって通行権を取得するものだ。  

 


このページのTOP ▲



【民法・権利関係】の目次ページ